VENDOR SELECTION / 12-POINT CHECK
NASデータ復旧業者を
どう選ぶ?
見るべきなのは「復旧率○%」や最安値ではなく、自分が必要なデータをどの条件で復旧し、原本と機密情報をどう扱い、総額がどこで確定するかです。相談前に同じ質問表を用意すると、営業説明ではなく契約条件を比較できます。
最初に確認する12項目
- 自分の構成への対応メーカー、型番、QTS/DSM、RAID/SHR、台数、暗号化、仮想マシン・DBの対応可否を具体的に聞きます。
- 診断で原本に何をするか通電、開封、部品交換、イメージ取得、書き込みの有無と、診断を断った場合の返却状態を確認します。
- 復旧成功の定義1ファイルでも成功か、希望フォルダ単位か、ファイル破損・命名・階層をどう判定するかを決めます。
- 復旧データ一覧発注前にファイル一覧やサンプルを確認できるか、機密データを開かずに確認する方法があるか聞きます。
- 総額と追加条件診断、復旧、部品、緊急、納品媒体、送料、返送、キャンセルを含む上限を見ます。
- 作業場所と再委託自社ラボか、海外を含む再委託か、原本とコピーがどこへ移動するかを確認します。
- 情報セキュリティNDA、入退室、担当者権限、暗号化、ログ、保管期間、作業後消去を確認。認証は公式名簿と適用範囲まで見ます。
- 原本保全と返却元ディスク、NAS本体、交換部品を返却するか、証拠保全が必要な場合にイメージと作業記録を残せるか確認します。
- 納期の定義診断、復旧、データ確認、納品の各日数と、緊急料金で短くなる工程を分けます。
- 連絡と承認の境界追加作業、開封、部品使用、料金変更を、誰の承認後に行うか決めます。
- 復旧後の確認期間データ受領後に読み取り・整合性を確認できる期間、不足時の問い合わせ方法を確認します。
- 契約主体と相談先法人名、所在地、責任者、契約約款、請求元を照合し、トラブル時の窓口を保存します。
広告の見方:数字より定義を確認
日本データ復旧協会は、復旧率の定義が事業者ごとに異なることを背景に、ガイドラインとベンダー選定チェックシートを公開しています。
セキュリティ認証の正しい使い方
業界ガイドラインの確認
会員企業とガイドライン、ベンダー選定チェックシートを確認できます。加盟だけで個別案件の成功を保証するものではありません。
個人情報保護体制
JIPDECの公式検索で、事業者名と有効な付与状況を確認します。ロゴ画像だけで判断しません。
情報セキュリティ管理
ISMS-AC等の公式検索で、法人名だけでなく認証範囲・部門を確認します。復旧作業拠点が範囲内か聞きます。
認証+契約条件で判断
認証は管理体制の材料です。再委託、原本移動、担当者アクセス、保管・消去は案件の書面条件で確認します。
症状別に優先する能力
2社を同じ条件で比較するメモ
ブラウザの印刷機能で、このページを1枚の比較メモとして保存できます。パスワードや暗号化鍵そのものは記入せず、保管場所だけを別管理してください。
契約トラブルを避ける
- 口頭の「ほぼ戻る」「追加料金なし」だけで発注する
- 約款、見積、成功条件、キャンセル条件を保存しない
- 復旧データ一覧を見ず、成功報酬の意味を推測する
- 急かされて、原本返却や再委託の条件を飛ばす
- 公式検索をせず、認証ロゴや受賞表示だけで信用する
契約・料金の個別トラブルは、DRAJが消費者ホットライン188への相談を案内しています。法人契約や証拠保全を伴う案件は、法務・セキュリティ担当にも共有してください。
中立な確認先
- 日本データ復旧協会:ガイドラインとベンダー選定チェックシート復旧率表示・契約条件の確認に使う業界資料
- 日本データ復旧協会:会員企業一覧加盟状況は公式一覧で確認
- JIPDEC:プライバシーマーク付与事業者検索名称と有効な付与状況を確認
- ISMS-AC:ISMS認証取得組織検索組織名・部門・登録範囲を確認
- DRAJ:データ復旧サービスのトラブルにあった方被害例と消費者ホットライン188の案内
よくある質問
復旧率が高い業者を選べばよいですか?
復旧率には統一された定義がなく、対象案件や成功の数え方が事業者ごとに違います。日本データ復旧協会も、高い復旧率表示だけを鵜呑みにしないよう案内しています。自分の機器・症状への対応実績、成功条件、復旧データ一覧、見積を確認してください。
DRAJ加盟、ISMS、Pマークがあれば必ず安心ですか?
どれも有用な確認材料ですが、復旧成功や適正価格を保証するものではありません。公式名簿で有効性と認証範囲を確認し、作業場所、再委託、担当者のアクセス、原本と復旧データの消去・返却条件も書面で確認します。
相見積もりのために複数社へ同じディスクを順番に送ってよいですか?
診断が非破壊か、開封・通電・書き込みを行うか、返却時の状態を先に確認してください。物理障害や重要データでは、診断のたびに原本へ負荷がかかる可能性があるため、広告価格だけを目的に何社も回すのは避けます。
COMPARE THE FULL COST
料金を同じ条件で比較する
1〜4ドライブNASの公開料金例と、見落としやすい追加費用を確認できます。
復旧費用の比較ガイドを見る →対象:NAS・RAIDのデータ復旧事業者選定/最終確認日:2026年8月28日