SPACE RECLAMATION
NASで削除しても容量が減らない時
ファイル一覧から消えても、ごみ箱、スナップショット、同期サービスの版管理、アプリ領域がデータを保持していることがあります。削除が意図したものかを最初に確認し、復元候補を失わない順序で調べます。
表示と状態を分けて考える
共有フォルダーのごみ箱
削除ファイルが#recycle/trashbox等へ移動し、実データが残っています。
Snapshot
変更前のブロックを保持するため、見えるファイルを消しても使用量がすぐ減らない場合があります。
Drive・同期の版管理
ファイル履歴やサービス固有のごみ箱が、共有フォルダーとは別に容量を使う場合があります。
容量再計算・Reclaim
大量削除後の回収・再計算に時間がかかる場合があります。処理状態を確認して待ちます。
状態を変えにくい確認順序
- 誤削除か意図した整理かを確定必要データなら新しい書き込みを止め、ごみ箱・Snapshotを復元候補として保全します。
- 削除元の共有フォルダーを特定共有名、ユーザー、アプリ、削除時刻を確認し、別共有のごみ箱を誤って空にしません。
- ごみ箱を確認共有フォルダー側とユーザーhome側、メーカー固有のごみ箱を分けて容量と内容を確認します。
- Snapshotと版管理の使用量を確認保持世代、レプリカ、Drive等の履歴、予約領域を公式管理画面で確認します。
- 削除処理・容量再計算の完了を待つ大量削除やSnapshot整理の進行中は追加操作を重ねず、完了後に同じ画面で使用量を再確認します。
- 不要と確認できた世代だけ整理読める別バックアップを確保し、保持方針に沿って古い世代を少量ずつ整理します。
状態別の次の行動
確認できた状態次の行動
必要ファイルを誤削除書き込み停止、ごみ箱・Snapshot・バックアップから別場所へ復元
ごみ箱に同容量が残る内容と別バックアップ確認後、対象共有のごみ箱だけを整理
Snapshot/版管理が大きい復元点と保持方針を確認し、不要な古い世代だけを公式画面から削除
すべて小さいのに空きが戻らないReclaim・再計算・アプリ領域・ファイルシステム状態をメーカーへ確認
やってはいけない操作
- 削除が事故か確認せず、すべてのごみ箱を空にする
- 空きを急いで全Snapshot・全バージョンを一括削除する
- 共有フォルダー自体を削除して空きを作る
- 非公式コマンドでシステム・アプリ領域を直接削除する
- 容量表示を直す目的で再起動や強制終了を繰り返す
- Read-only/I/O errorがある状態でファイルシステム修復を始める
公式情報で確認する
- Synology:削除後に空き容量が増えない時ごみ箱、Snapshot、Drive版管理等の公式確認順序
- Synology:Snapshot使用量を解放する共有フォルダー別の使用量計算と世代整理
- Buffalo:削除しても空きができないtrashboxに残るデータの公式説明
- QNAP:Snapshot予約領域の仕組みプール空き容量と予約領域の関係
製品名が同じでも、型番・OS・ファームウェア・RAID方式で操作は異なります。画面上の警告全文と対象版を照合し、公式指示を優先してください。
よくある質問
ごみ箱を空にすればすぐ容量が戻りますか?
ごみ箱が原因なら空きは増えますが、スナップショット、版管理、アプリ領域、容量再計算が残る場合があります。誤削除なら、ごみ箱は復元候補なので先に空にしません。
スナップショットを全部消してよいですか?
スナップショットは障害や誤削除から戻す復元点です。保持期間、別バックアップ、レプリカ、復元対象を確認し、不要と判断できる世代だけを公式画面から整理します。
削除後の再起動で容量表示は直りますか?
再起動を容量回収の第一手にしません。削除処理や再計算が進行中か、どの機能が領域を保持しているかを公式画面で確認します。
約1分・登録不要
削除後の容量不足と復元優先度を判定
誤削除、別バックアップ、RAID警告、書き込み状態から、保全・整理・相談の順序を確認します。
無料で緊急度を判定する →対象:Synology DSM/QNAP QTS・QuTS hero/Buffalo LinkStation・TeraStation等/最終確認日:2026年8月31日