CAPACITY TRIAGE
NASの容量がいっぱい・空き容量不足の対処
容量警告は、物理ディスク全体、ストレージプール、ボリューム、共有フォルダーの割当、ごみ箱・スナップショットのどこで詰まっているかにより対処が変わります。削除や拡張の前に、書き込みを止めて層を分けます。
表示と状態を分けて考える
しきい値超過
設定した使用率を超えた警告です。しきい値だけを上げず、増加元と残量を確認します。
Volume full/No space
バックアップ、同期、監視録画、DBなどの書き込みが失敗し得ます。まず書き込み元を止めます。
Snapshot領域
プールの空きがスナップショット用に予約・消費され、ファイル一覧の合計と一致しない場合があります。
ごみ箱・版管理
削除済みファイル、Drive等の履歴、アプリデータが容量を保持している場合があります。
状態を変えにくい確認順序
- 容量の層と警告全文を保存物理容量、プール、ボリューム、共有フォルダーのクォータ、スナップショットの値を別々に記録します。
- 新しい書き込みを止める同期、バックアップ、監視録画、ダウンロード、コンテナ、ログ収集など増加中の処理を安全に停止します。
- 重要データの別コピーを確認NAS外のバックアップを実際に開きます。唯一の原本を空き容量確保のために消しません。
- 公式の使用量画面で内訳を確認大容量フォルダー、ごみ箱、スナップショット、版管理、パッケージ、LUNを確認し、同じデータを二重計上しません。
- 影響が限定できる対象から整理不要と確認できたログや期限切れ世代などから削除し、処理完了後に使用量を再計測します。
- 拡張は互換性とRAID余裕を確認後対応ドライブ、追加ベイ、RAID方式、他ディスクの健全性、バックアップを確認して公式手順へ進みます。
状態別の次の行動
確認できた状態次の行動
しきい値警告・読める・異音なし書き込み停止、使用量の内訳確認、別バックアップ後に整理
削除したのに空きが増えないごみ箱、スナップショット、版管理、容量再計算を確認
Read-only/Crashed/I/O error併発削除・拡張・修復を止め、読めるデータの退避または相談
容量増設が必要・RAID正常・バックアップあり型番別の互換表と公式拡張手順を照合
やってはいけない操作
- 空きを作るために内容不明の共有フォルダーやスナップショットを一括削除する
- 警告しきい値だけを上げて通常運用を続ける
- 唯一の原本を消した後に同じNASへバックアップを作る
- 異音や複数ディスク警告がある状態で拡張・リビルドを始める
- 空き容量不足を直す目的で再起動を繰り返す
- 初期化・ボリューム削除・ファイルシステム修復を容量整理として実行する
公式情報で確認する
- QNAP:Storage Poolの空き容量を増やす使用量確認と空き容量確保の公式メニュー
- Synology:Drive Serverの容量管理版管理、ごみ箱、共有フォルダー容量の確認
- Synology:Storage Analyzerの使用量レポートボリューム使用量と詳細分析の公式機能
- Buffalo:I70 No Spaceと起動不安定対象機種・版を限定した公式注意事項
製品名が同じでも、型番・OS・ファームウェア・RAID方式で操作は異なります。画面上の警告全文と対象版を照合し、公式指示を優先してください。
よくある質問
空き容量が0%でも再起動すれば直りますか?
再起動は空き容量を増やしません。機種や状態によっては起動やサービス再開に失敗するため、まず警告全文、プール・ボリュームの使用率、読み取り可否を記録します。
大きいフォルダーから削除してよいですか?
削除対象が唯一の原本でないこと、バックアップが実際に開けること、ごみ箱・スナップショット・版管理に残る容量を確認してから進めます。共有フォルダー自体の削除は設定やデータを同時に失う場合があります。
警告しきい値を上げれば解決ですか?
しきい値変更は通知条件を変えるだけで、実際の空き容量は増えません。書き込み元を止め、何が容量を使っているかを確認します。
約1分・登録不要
容量不足と障害警告を一緒に判定
異音、RAID状態、バックアップ、書き込み失敗の有無から、整理・退避・相談の順序を確認します。
無料で緊急度を判定する →対象:Synology DSM/QNAP QTS・QuTS hero/Buffalo LinkStation・TeraStation等/最終確認日:2026年8月31日