RAID TROUBLE GUIDE
RAIDがDegraded・
劣化になった時の対処
Degradedは「まだ読めるから正常」ではなく、ディスク障害がRAIDの許容範囲内に収まっている状態です。追加障害でアクセス不能になる前に、書き込み負荷を下げ、重要データと故障ベイを確認します。
最初の5手
- 書き込みを止める同期、録画、ダウンロード、バックアップジョブ等の通常負荷を減らします。
- 重要データを退避する管理画面と共有が安定し、異音がない場合だけ、最重要データからNAS外へコピーします。
- 状態を記録するRAID方式、状態、故障ベイ、ディスク型番・容量・シリアル、警告時刻を保存します。
- 残存ディスクを確認する複数警告や読み取りエラーがあればリビルドを開始しません。
- 公式手順か相談を選ぶ別バックアップと単独故障が確認できる場合だけ機種別交換手順へ進みます。
交換へ進める状態・止める状態
状態判断
別バックアップあり/単独故障/異音なし/故障ベイ明確互換表、容量、ホットスワップ可否を確認して公式修復手順を検討
複数警告/異音/速度急低下/構成不明交換・スクラブ・リビルドを止め、原本保全を優先
Not Active/Crashedへ変化Degraded向け手順を続けず、初期化や新規プール作成をしない
やってはいけない操作
- バックアップ確認前に故障表示だけを見てディスクを抜く
- 別ベイへ差し替える、順番を入れ替える
- 完全SMARTテスト、スクラブ、リビルドを同時に走らせる
- 警告を消すためにRAIDやストレージプールを作り直す
公式情報
- QNAP:Degraded RAIDグループの再構築状態と交換ディスクを確認してRebuildする公式手順
- Synology DSM 7:ストレージプールの修復Degraded状態の修復と交換ドライブ
- Buffalo TeraStation:ドライブ交換とRAID復旧機種別マニュアルを優先
よくある質問
Degradedでもデータは読めますか?
RAID方式の許容範囲内ならアクセスできる場合がありますが、冗長性が低下した状態です。読めることを正常と扱わず、負荷を増やさず重要データの退避を優先します。
故障表示のHDDをすぐ交換してよいですか?
別バックアップがあり、故障が許容範囲内の1台だけで、ベイ・互換性・交換手順が明確なら公式手順を検討できます。複数警告、異音、構成不明、唯一の原本なら先に専門判断を優先します。
Degradedのまま使い続けられますか?
一時的にアクセスできても追加障害への余裕が減っています。通常運用を続けず、バックアップ、状態記録、交換または相談を進めます。